私や清水さんの年代では、ムツゴロウこと畑正憲さんだろう。
流行ったからなあ。
畑さんの話は清水さんともしたことがある。
ただ畑さんの本はたくさんありすぎて、清水さんと話していても、お互いどの本を読んだか特定できない。
その中で私のイチ押しは、畑正憲のデビュー作(だったと思う)
「われら動物みな兄弟」
日本エッセイストクラブ賞をとった本。
学研といえば、私達の世代ではみな知ってる会社。
そこでの話をまとめた本。
羊羹を丸かじりしながら、山を歩く研究者とか、変人もたくさん出てくる。
変人ばかりだ。
ただ変人、畑さんは東京大学卒の生物専攻の超天才。
今はやりの、動物番組の解説とは一線を画していた、と思っている。
ところが、この本、これも「鼻行類」同様行方がわからない。
誰かに貸した覚えはない。
どこへ行った?
たぶん、家庭内のどこかにあるはずだ。