四大(しだい)の薫くん



庄司薫をすすめられたのはなんでだろう?

意外な気がしました。

 

彼曰く

「だって四大じゃん」

 

たしかに、

 

赤・白・黒・青

 

発表順番も、

赤~赤頭巾ちゃん気をつけて

白~白鳥の歌なんか聞こえない

黒~さよなら怪傑黒頭巾

青~ぼくの大好きな青髭

 

ん?五行の色か?

黄色に対応する本はないけどね。

 

私の読むかぎり、内容は、五行あるいは四大とは全く関係なさそうに思う。

 

清水さんは、異なる視点から読んでいるのだろう。

何かが、意図されるてるのか?

 

題名というのは、作者の言いたいことを一言で象徴してるわけだから、何かのメッセージであるはず。

 

赤頭巾、白鳥の歌、怪傑黒頭巾、青髭に関する著作や楽曲や映画にあたってみたら、言わんとしてる作者のメッセージも見えてくるのかもしれない。

 

清水さんが、そう言うんだから「その視点」で、もう一度読みなおあそうと思いつつ、「赤頭巾ちゃん気をつけて」は2回読んだ。他のは飛ばし読みで。

 

 

注)画像は、新潮文庫版と中央文庫版

アマゾンでは、新潮文庫の「さよなら怪傑黒頭巾」は見つかりませんでした。

ゆえに、画像がありません。読んだのは新潮文庫版。

  

私が読んだのは、新潮文庫版。

文庫版にあたり、著者による後書が加えられている。

ちょっと種明かしのような後書。