北京オリンピックの前年の頃だったろうか。
従弟が、オリンピック関係の仕事で北京に住んでいた。
彼から「失われた地平線という本はないか?探してみたが見つからない」と言うことで、私の持っていた本を送った。
本の返却とともに、「完全にフィクションだったんですね」とコメントが届いた。
中国に、ここが「失われた地平線」の舞台、シャングリラです!と謳っている観光地があるそうな。
それで彼が実在している場所なのかと興味を持ったらしい。
こういう世界には関心のない従弟が興味を持つくらいだから、中国の方は何と言って話したんだろう。
当時見つけらなかった本が、文庫として再出版されていたのでご案内しました。
この時期、この本が、再出版されるのは、なにかあるのかな?
考えすぎか(笑)
私のかってな想像(妄想)ですが、
中沢新一氏の「チベットのモーツァルト」が出版された時、内容はともかくタイトルはこの本にインスパイアされたんじゃないかと思ったものです。
ヒルトンといえば、
「チップス先生、さようなら」も忘れてはいけません。
泣けます。泣きました。
「チップス先生、さようなら」の映画もよかった。
主演のピーター・オトゥールもいい。