村上春樹・イデア・メタファー


易経の講座の流れのなかで話したことだから、清水さんの次の言葉だけ切り取っても意味は分からない方も多いとはおもいますが・・・。

 

俺ら(ちょっとテンション上がって、オレラと言う)は自分の探求をいくら繰り返していようがイデアには至らない。(ホワイトボードをトントンとたたく)村上春樹の『騎士団長殺し』、そのへんのことを思ってもう一回読みなおしてもらうといいなあ。僕らはメタファーさえ持っていないんだ。

 

以前、彼は言っていました。

「村上春樹の本は人生で読むべき本の中には含めない。村上春樹の本がでたら必ず読むから、好きな作家といえるけど」。

 

だから、村上春樹のことがでたので、おやっと思った。

それも、みんな一回は読んでいるよね、みたいなニュアンスで。

(この点に引っかかったのは私だけかもしれませんが)

 

ここ1年ばかり、私は長編小説を読んでいなかったけれど、久々に『騎士団長殺し』を読んでみた。

 

当然、面白い。(人により好き嫌いはあるでしょうが)

 

この本は清水さんがよく講座でやるように、本を見せてお勧めすることはないでしょうが、講座の流れの中でテンションが上がっていたとはいえ、「もう一回読みなおしてほしいなあ」と言うのは珍しいですね。