般若心経の本は昔から多数出ている。
どれがよいかとは一概に言えないけれど、今回は清水さんが紹介してくれた一冊。
正統派の般若心経の本とは言えないかもしれない。
紹介されたのは、この本の著者・巽直道氏(故人)の講座で、清水さんが修行したことがあるからだ。
娘さんが編者の形で出版されている。
現在この組織は、宗教法人になっている。
清水さんは先代の方が存命中に講座に参加されている。
「その頃は、宗教法人でなかった。ずいぶん変わっちゃったね」。
とのことだ。
清水さんが講座のなかで話すエピソードで、般若心経を唱え続け(あるいは写経し続け?)て、参加者が講座の最終日に念写する、という話を聞いた方もいると思う。
清水さんは念写できなかったようだけど、その先生が、著者の巽直道氏だ。
ところが、本の中には清水さんから聞いた話など出てこない。
内容は、エミール・クーエの古典的な自己暗示法のようだ。
きっと、本には書いてない秘密があるのだろうと思い、清水さんに聞いてみた。
「いや~あの本のとおり」。
という。
暗示の部分についての質問だったから「自己暗示の部分はそのとおり」と、そう答えたのかもしれない。
本には書いてないこと、また話せないこともあるかもしれない。
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