宝くじに当たる男 3

久しぶりに彼に会う。

 

昨年の年末ジャンボは当たらなかったということだ。

 

しかし今年は毎月のようにロト6、ロト7に当選している。

 

彼は、銀行ATMでくじを購入している。

その宝くじ専用の通帳を見せてくれたが、今月もロト6、ロト7を2回づつ購入し、それぞれに当選の入金があった。

 

大きな金額ではないが、毎回の購入費を2,500円と決めているというから、その数倍~数十倍の金額が入っていた。

ちらっと見えたところでは、2月と4月も当選していた。

 

今日は、機嫌が良かったせいか、彼のプライベート部屋を見せてくれた。

 

見せるのは私が初めてらしい。

 

塾兼住宅の2階部分が彼の住居、そしてロフトが思索と祈りの場所。

 

何度も書いているように彼は、清水さんを知らない。

書店で手に入る風水関係の本と、自分の勘、経験から、独自の世界を創り上げている。

 

まず2階に上がる階段の柱には、ここだけ金の壁紙を貼っている。

 

2階に上がる扉を開けると、床から天井まで青の壁紙を貼り、その両側に帯のように金の壁紙を使っている。

 

龍脈だ。

 

実は北陸新幹線の色だ。

 

ということは北陸新幹線は龍脈なのか?

 

龍脈の先の天井は四色に塗り分けている。ロフトから丸窓を開けるその天井が見える。丸窓のある壁色は黒。

 

これで五行が揃う。

 

まだまだ、仕掛けはあるが、今日はこのへんで・・・。

 

*プライベートな部屋なので、写真等でお見せすることはできません。ご了承ください。