清水義久さんの師匠~今泉正光氏

前橋西武百貨店の本屋さんでのこと。

 

高校生の清水さん、数冊の本をかかえてレジへ。

「これお願いします」

じっと眺める男性店員。

「君、●●とか■■とかは読んだか?」(カモが来たと思ったことだろう)

「読んでません・・・」

清水さんが選んだ本から数冊取り出し、

「これとこれは読まなくいい」

と、ここで男性は棚から新たな本を数冊選んで付け加えた。

「この順番で読むように」

(カッコエエ~と清水さんは内心思ったはずだ、たぶん)

 

次回、来店時。

「読みました」

「感想は?」

「え~と、・・・・・・でした」

「読み直し!」

と、客なのに本を売ってもらえず、すごすご帰る清水さん。

 

伝説の書店員、今泉正光さんだ。

清水さんは、これで鍛えられた。 

ただ、読書量が多いだけではないのだ。

 

うらやましい!